昭和なお店

先日、友人と晩御飯を向ヶ丘遊園駅から徒歩約15分のところにあるルグランというイタリア料理のお店で食べました。イタリア料理のお店といって私が想像するのは、オシャレで、少し背伸びをして行く大人のお店。ボトルに入っているお冷やがワイングラスに注がれ、出てきた料理も上品に食べてみたりする。しかしこのルグランというお店はそういう雰囲気とはまた違い、昭和の雰囲気漂う日本の感じ。手描きポスターに描かれる女の人が可愛らしい表情ですまし顔。暖かいオレンジ色の光で照らされる白い壁と木材のテーブルとイス。私は昭和生まれではないけど、その頃にタイムスリップしたような錯覚だ。壁にはサカナクションのサインが飾られていて、興奮し、思わずパシャリ。その時働いていたのは、60代70代ぐらいのおじさんと、20代ぐらいの若いお姉さん。友人は看板メニューの鉄板ナポリタン、私は卵の黄身ののったカルボナーラを頼んだ。
「これ、店長からです」
店員のお姉さんがウーロン茶を1つずつ無料で出してくれた。麺の茹で上がりに時間がかかってしまい、料理が遅れるというので、そのお詫びらしい。
それから少し経つと、ジューッと音を立てた鉄板ナポリタンが友人の手前へと運ばれてきた。私も一口もらった。なんとも言えない素朴な味。割とさっぱりしていて、さらっといける感じ。
「お待たせしました」
私のナポリタンも来た。上に乗った黄身をパァっと割り、麺と絡ませてパクリ。ん〜おいしい。こちらもさっぱりしていて、タレはサラサラしていてスープみたい。
「料理遅れてごめんね、はい、これあげる」
会計時、店長らしきおじさんがそう言ってお店のサービス券をくれた。
「あ、ありがとうございます!」
笑顔のまま店を出た。f:id:odangoxx:20171007093134j:imagef:id:odangoxx:20171007093140j:image

近いうちにまた行ってみようかな。